会社案内

ものに触れ、回り込み、様々な角度から眺める。
発見はもちろん、そのときに立ち上がる「ざらつき」や「違和感」に魅力や可能性を感じてきました。
私が大学で彫刻というメディアを選んだこともそれに起因するからかもしれません。

情報は言語に還元され、AIはテキストによって世界を描こうとしています。
しかし物質・世界には、それぞれ固有の手触りや質感があります。
手に残る感覚や肌感覚は、言語だけでは決して届かない領域や記憶があります。

私たちは、この「触感/ざらつき」を手がかりに、異なる要素を組み合わせ、転化させ、新しい関係を立ち上げていきます。
整えられた調和ではなく、少しの違和感や引っかかり。
そこにこそ、記憶に残る体験の回路が生まれると考えています。

私たちの事業は「文化的な回路」をつくる営みです。
それは商品やサービスを売るための仕組みではなく、人や場所、社会を新しい関係へと結び直す触媒。
コミュニケーションも、空間も、PRも、デザインも
──すべては文化的な回路として社会に開かれ、未来を動かすエネルギーになる。